記録

好きなものを語りたい。

死ぬ間際に聴きたい曲

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「ついのすみか」/台風クラブ

この曲本当にだいすきで永遠にリピートできる。そして、この先まだ長い自分の人生で、「一生付き合っていく曲」認定されました。おめでとうございます。20代前半でこんな素晴らしい曲に出会たこと、この曲を素晴らしいと思える自分に誇りを持ちたいです。こういう自分の感性だけは自信があるのだ。

 

ぬるっと湿っぽくて、ボーカルの石塚さんの鼻にかかった歌声が癖になる。よぼよぼのおばあちゃんになったら、梅雨~夏の終わりの畳の部屋で、扇風機のとなりで寝っ転びながら、これまでの人生を振り返りながら聴きたい。聴きながら、良いことも悪いことも全部ひっくるめて、良い人生だったって思いたい。私がどういう死に方をするかは分らないけど、最期はこの曲を聴いて死にたい。病室で死にそうだったらこの曲をレコードで流してね。いつか遺書に書いとくか。

 

この曲の魅力は、歌詞。生活の中でふと感じるどうしようもない寂しさや悲しさを、短いフレーズで表現しているところ。

「手付かずの憧れ」

「判で押した諦め」

「薄れてく面影」

私は特に「判で押した諦め」の印象が強すぎる。悲しい。もう後戻りできない感じ。自暴自棄になって人生を諦めてるように聞こえるし、そうならざるを得ない状況があったようにも聞こえる。これが大人になることなのでしょうか....。だけど、その後の「でたらめ踊りだす」っていう歌詞で、納得がいかなかったことも、諦めも、最後には笑って受け入れているように聞こえた。人生いろいろありますけれども、時間がかかってもいいから、いつかは、最後には「そんなこともあったな」くらいに、ふふって微笑みながらビールを呑める日が来るといいな。

 

台風クラブを教えてくれたのは、大学生の時にツイッターで少し交流してた同い年の女の子だった。その子とは2回ライブ一緒に行ったな。私がコミュ障すぎて連絡とるのやめっちゃったの、少し後悔してる。その子と出会ってなかったら台風クラブ知らないまま生きてかも。出会いって偉大だね。今どこで何してますか~?あの時はありがとうね!